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2007.08.14

訃報 吉川文夫 先生

休眠中の当blogでもこの記事だけはどうしても取り上げなければいけません。

タイトルのように鉄道友の会の副会長をなさり私が編集した「江ノ電写真集」をお書きになった吉川文夫先生が11日お亡くなりになりました。詳しくはここ

mixiでそのことを知り愕然です。お体を壊されたことは知っていましたがお亡くなりになってしまうとは。大変きっぷのよい方で「写真、なんだったら全部持ってってさ、適当に並べて返してよ」と言って大きな箱を渡してくださり「なくなったらさ、それはそれでいいよ」と笑ってお話なさいました。

私の場合は鉄道出版は本当に最近お手伝いをはじめ、かつ専門出版の皆様とは違った道筋から入ったものですからお聞きすることが全然違っていたようで、けっこう色々お話をうかがえました。

ある日のことです。かねてから鉄道趣味は年齢の二極化と大先輩方の後に続く先輩方の数が少なく、趣味の継承が難しいのではというお話をしたところ「私もそう思う。だから頑張ってほしいのだ」と力強くお話なさいました。

出版社がいい加減で、資料を返そうともしないので激怒し、自ら乗り込みなかば泥棒のような形で資料を取り返してお返ししました。まだお元気だった昨年12月16日のことです。開口一番「オタクも大変だね。俺はさぁまだ良いけど・・」と明るくお話されたことを覚えています。帰りは門前まで送ってくださり「元気で頑張ってよ」と声をかけてくださった、そのお姿が最期でした。私にはまだその姿がしっかりと記憶に残っています。

鉄道趣味、とりわけ路面電車や地方ローカルという分野を開拓されたことは今を持っても大きいです。蒸気機関車、特急列車の研究は進んでも路面電車の研究をなさったという方は当時はあまりいらっしゃりませんでした。また吉川さんは永福町の生まれ。帝都の電車もたくさん写真に撮られています。

ご冥福を心よりお祈りいたします。

P10102470001

吉川さん宅より駅への帰宅途上。バスがあいにく行ってしまったため徒歩で鎌倉駅まで。見かけたレトロなお店。

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