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2007.02.15

大盤振る舞いな国民

仲間が区議に立候補した。なのでご祝儀も兼ねて意見する。

よく「国家賠償」をすべきという意見が出て、それを政府が否定して国民が怒るが、私は政府の姿勢こそ正しいと信じて止まない。

言っておくが「国家賠償の原資は税金なんだぞ」と。国家賠償というと杜子春のように地面を掘ったら金が出てくるといったことはなく、税金のいくばくかを補填するのである。つまり賠償金を払えばそれだけ国家予算が減るわけである。決して公務員の給料を削って支払われるわけではないのだ。

では賠償当事者に求償すれば良いだろうという解がある。では聞くがトヨタの社長が給料で30億ももらっているとでもいうのか、一旦トヨタの社長になって国家賠償の責任を問われたら給料なしで働けというのか。

今の社長ではない、当時の社長だというなら、その人が破産したら孫子の代まで賠償に応じなければならないのか。

そして賠償というのは万人に平等でないといけない。災害で一旦賠償したらその後すべての天変地異に対して賠償に応じなければ嘘だ。「この地震は良くて、この災害はダメ」では国家賠償はいけないのだ。

だから義捐金という「民間の力」で賠償に応じざるを得ないのだ。もし国家がそれを支援するとしたらその義捐金を税金の控除の対象にする(上限決めて)、この支援なら納得が行く。

政治というのは「平等」と「特例」との戦いだ。一般人は「特例」ばかりをクローズアップする。だから公務員の「平等」という力学があってバランスが取れる。議員はこの天秤を上手にコントロールして欲しい。物乞い市民には絶対屈して欲しくない。

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コメント

SATOさん、こんばんは。
一般人は目先のことしか頭にありませんからね。
その瞬間に自分達が損をすると思えば反発します。
先のことも読めないにも関わらず、判断をしようとすること自体に無理がありますし、それをけしかけるマスコミは害以外にありません。
政治家というのはそのような反発に耐えて、先見の目を持ちつつ結果トータルでベターな方向へと導く役目を負っています。
ご友人の当選を願っております。

投稿: 五穀豊穣 | 2007.02.16 00:36

国家賠償・・・聞くたんびに、公務員は恵まれてるなぁと思っていました。

だって、公立病院の医師が医療ミスすると税金で賠償ですよね。

求償されるとは思うのですが、往々にして「個人じゃ返済無理でしょ?」な額です。

こう思うと、大きな手術をするなら公立病院か!?と思ったりして。

先生がいじめを放置したりして問題になっても、市が賠償したり・・・何となく、胸につっかえる話しですね。く~~っ(>_<)

投稿: 子連れ行政書士あや | 2007.02.16 01:53

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