« 浦和レッズを応援してみて | トップページ | 代走での珍プレー »

2006.11.11

寺脇研氏 文科を去る

http://newsflash.nifty.com/news/tp/tp__yomiuri_20061110i402.htm?ref=rss

ゆとり教育の旗振り役寺脇研氏が文部科学省を辞めるようだ。

私は同氏が生涯学習の担当官だった頃、文部科学省のお仕事をしており、仲間が氏のパーティに呼ばれて出たことがある。生涯学習でもユニークな手法を入れたのは氏だ。

体験学習という手法があるが、これを国レベルで定着させたのは氏の功績だ。体験学習、つまりワークショップやロールプレイなどは成人教育の世界ではあまり有名ではなかったが、氏はこれについて本を書いて広く知れ渡るようになった。

ただ、この手法は有名講師などはすでに知っている方法で、博報堂の中野民夫氏などは研究家としても大変有名である。通向けだった学習方法を氏は一般に下ろしたと表現すればよいだろうか。

まだ若い方らしい、今後の活躍を期待したい。

|

« 浦和レッズを応援してみて | トップページ | 代走での珍プレー »

コメント

 そうなんですか。急に導入され、急に見直された「ゆとり学習」。確かに評判悪かったです。先生方が何をやっていいのか分からなくなってしまったようで。親も「日本人総アホ化プロジェクト」とまで言う人がいて…でも、アホ化の裏には偏った受験戦争や高校の必須科目未履修などもあると思う。こればっかり悪者にされるのは気の毒だなぁ。

同時に導入された総合学習などは、社会と算数、国語と図画工作など、教科にとらわれない学習で良かったと思います。

ただ、週5日制といっしょにやったことで、ギリギリの時間の中で教えなくてはいけなくなった。

その辺の分析をきちんとするまで残ってて欲しかったなぁ、寺脇さん。

投稿: アラ | 2006.11.11 22:39

アラさんこんばんは

寺脇氏ですがゆとり教育の失敗で文化庁に更迭されていますので総括は在籍していたとしても生涯させてもらえなかったと思います。むしろ辞めたからこそ今後の出版物で明らかになる可能性も高いです(前例とすれば大蔵大臣をやった武村氏が大臣を終えた後自己批判をしていた)

wikiによれば異例の降格人事も経験したようで、氏なりの責任の取り方をしたようにも思えます。

生涯学習の分野では体験学習が一気に広まりましたが、反面受講者の評判はもう一歩の感があり、どちらかというと日本向きの方ではないかもしれません。

投稿: SATO | 2006.11.11 23:23

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 寺脇研氏 文科を去る:

« 浦和レッズを応援してみて | トップページ | 代走での珍プレー »