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2006.10.22

鉄道Net 勝負の潮目とその後

いつのまにかNet歴も10年となる。Netは進化が速いので10年といってももう大昔のようなイメージだし、その間に様々な出入があった。いくつものサービスが進出し、敗退していったがおおむねの傾向がある。ちょっと分析してみる。

鉄道に関しては10年前は「パソコン通信」と「草の根BBS」がメインでインターネット掲示板はマイクロソフトがMSNで提供していた。そのMSN、最初は強制入会などさせられ金額も高く、サービスは香港にあってたどたどしい日本語でIDの発給などをしていたためかサービスが定着せず、私も数回書いたがなくなってしまった。今では考えられないがNetがパソ通に負けたわけである。

またちょっと高度になるとfjというニュースグループがあった。ここは面白かったがniftyのゲートウエイサービスで利用とやっぱりパソ通の一環で、今の2chの走りみたいなもの。ヌルい発言は徹底的にやられた。ただ、来る人が少ないためかあまり巡回の対象でもなかった。

パソ通はniftyがリードでPC-VANは勝負あった後、peopleは新進という流れで、もし私が15年選手だったすればPC-VANの全盛期を知っていたわけである。

niftyは拡大の一途だった、フォーラムは増え、会議室は増える。スタッフも増え、発言も増えると。ちょっとお手伝いしたこともあるが、一日30発言くらい来るのはザラで、60発言来たなんて日もあり。丁寧にコメントつけていたら2時間経ってしまったなどということもあった。主催者は強気一辺倒で私はどうもそこがなじめずスタッフはすぐに降りてしまった。

敗者のPC-VANは会議室こそあるが発言はメンバーが固定化され、同じメンバーが同じことを書いている、新規が来てもあまりうまく扱えず、すぐに離脱という流れ。「小さいけれども内容が濃い」とか「アットホーム」とかウリを書いていたけれど、やはりその後事業そのものが廃止、残ったメンバーがしばらくは自主的に動いていたけれど今は活動しているのだろうか。mixiで当時のメンバーを見るが・・(ちなみにそのページは残っている)

peopleも同じで、こっちは全盛期を知らない状態だから仲間内の集まりのようなもので、サービスという感覚がない。こちらはプロバイダそのものが消えてしまい同じく最後は自主開催。「だれでも気軽に参加」とか「楽しくやりましょう」と書かれて会議室も一杯あったが1年ほどで撤退している。

勝負の潮目というのはマスコミが簡単に取り上げるというところでまず勝者が決まるようにも思える。niftyの場合はトレインシュミレーターや交友社がスポンサーに付くという段階で勝負に勝ち、他は付かなかった。敗者の傾向も簡単で「やさしい」」とか「誰でも歓迎」とか「小さいからサービスが行き届く」とか差別化のキーワードを出すが、ユーザーには全然それが届かない。やさしくなくてもサービスが少なくても「たくさん会員がいる」が勝者のキーワードのようだ。

mixiがどうやら次の勝者になったようだ。週刊アスキーで「今度のオフについてmixiに詳しくは書きますというメッセージを見て、一つのコミュニケーションツールとして成り立った・・」という行のコラムを見た。事実私もそう思う。

かつて共に楽しんだ仲間がmixiにガンガン入ってきていて往年のやり取りが進んでいるからである。新しい居場所ができたらコミュニケーションの成立は簡単だ、人間が介在しているサービスというのはこういうところが面白い。枠組みをメンバーが取捨選択し、勝ち上がったところに人々は居つくのだ。

さて、敗北をしたnifty、ここも例外なく「やさしい」「誰でも歓迎」と強気の姿勢を変えての再挑戦だが、私が見た範囲では敗北したサービスと同じ道を歩んでいるとしか思えない。どこまで持つか。私の着目点はそこの一点だけである。

一方、自らのサービスを敗者が決まる前に撤退したものがある。MSNもそうであるが、JRが用意した「サイバーステーション」ここはJR直営だけに掲示板もさぞ本格的だろうと思ったが、時代が早すぎた。パソ通全盛でメンバーが居付かず、勝負の前に撤退してしまった。ここの撤退は潔かった。企業が介在するサービスはさすが潮目を読むのが上手い。

さて勝者となったmixi、次はどんな手でメンバーをつなぎとめておくのだろうか。

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