頼むJR東 ジャリ電作ってくれ
乗り鉄ではなく、撮り鉄の私は遠出というのをあまりしない。そんな私のささやかなお楽しみが休日のグリーン車に乗ることだ。
グリーン車、ドマニアだったころは仇のように憎み、乗っている人間なんかファンではないとか思っていた。時が過ぎて社会人となったとき先輩、同期が全部グリーンに乗ろうとするのだ。どうしてかと聞くと「子供がいなくて静かでゆったりしているから」一回乗ったらその良さがわかった。
車内はとにかくうるさい。それは交通機関だから避けられない事実だ。それを追加料金で避けることができるんだったらとここ20年は機会があればグリーンに乗る。
ところがだ! ここ数年グリーンに乗るとうるさい。子供が騒ぐのだ。これには閉口する。普通車なら許せるが子供のうるさい声を避けるためにわざわざ追加料金まで払っているのに騒がれるのは大変心外だ。正直「ある年齢までは乗るな! 乗るなら覚悟して乗れ」と言いたい。差別ではない区別だ。
欧州では1等はそういう「区別」の場所でシートが良いとかいうサービスはないそうだ(今はなくなったとも聞く)最初は「何の意味があるんだろう」と思っていたが今は心の底から静かな空間が欲しい。せっかく本を読もうと持っていったのだが台無しになった。混んでさえいなければ車輌を変わったのに。悔しい。
鉄道用語で修学旅行用電車を「ジャリ電」と言っていた。もうこうなったらグリーンのジャリ車輌でも作って隔離して欲しい。10席でも良い、禁煙で静かな空間が欲しい。頼むJR東。作ってくれ。
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コメント
全く同感です。
先日も、休日の高崎線のグリーン車に乗ったときに子供が騒がしく嫌になりました。同じグリーン車でも、昔から連結されている東海道線では、高級感があるのか、今でも子供が騒がしいと思ったことは殆どありませんが、最近になって連結された高崎線ではこのような光景をよく見かけます。本当に何とかしてほしいですね。
投稿: TOMO | 2006.07.19 12:44
コメントありがとうございます
残念ながら湘南新宿ラインでした(それも横須賀線)とにかく静かな空間(常識的)はもはや金を出さない限り手に入れることができないと残念ですが割り切っての努力でもダメ、やはり自動車になってしまうのでしょうか。モラルを説いても聞かない世代が出ているならもう区別していただきたい。そう感じます。
投稿: SATO | 2006.07.23 09:34
最近の子供……。はっきり言って自制心が欠けているように見えることが少なくないですねぇ。以前、交通博物館で展示されている蒸気機関車をジャングルジム代わりに遊んでいる子供の多さに閉口したことがあります。
親がちゃんと"しつけ"をしない。移動するのは専ら自家用車という隔離環境で、我慢を覚える機会が少ない。そんなところでしょうか。
最近の自動車だと、同乗者用のTVやDVDは標準装備で、親としては楽なんでしょうが、子供の成長には良くないような気がします。
私は結婚もしていませんし、子供も居ませんので、大きな口を叩ける立場ではないのも事実ですが、自分の子供には鉄道に乗せて、公私の区別を教えたいと、先の交博のシーンでは考えたものです。
投稿: ふずりな | 2006.07.23 21:41
コメント遅くなりました
なるほど自家用車感覚ですか、だったらJRも席毎に寝台電車のようについたてを立てるか、両端部は子供OKにするとか工夫をすれば良いと思います。モラルなんか説いても無駄だと思います。さっさと「香具師らはできないから区別だ」と割り切る経営感覚が欲しいですね。
なさけない世の中です。
投稿: SATO | 2006.08.05 09:13