英字二文字は代走の印
本当に久しぶりの「見たまま日記」になる投稿である。
昨日は出版社の打ち合わせで市ヶ谷に出かけた、その帰り道、都営新宿線の乗ったところ京王線内で人身事故があったので急行の運転を中止し、京王線内の乗り入れも止めたという連絡があった(笹塚までは新線なので入れる)
不謹慎だが、こういう場合は得てして「珍運用」がやってくる。やっぱり来た。
運行番号に注目して欲しい。下がアップの図
TKとなっているのがわかるはずだ
ちなみに上の画像は今はなき33F、Kだけの表示になっている。これは本来都営車が運用を担当する列車を京王が代走した結果を運行番号で表現したものだ。都営で見かけるものでメトロではこのような表示はない(メトロの場合は代走でもTと会社名をズバリ書く)
続けて待ったら都営車が今度は京王の代走で来た。
これはダイヤが乱れると、入線した順番で列車を送り出す。そうすると担当運用とはずれる結果が出ることもあるが、それを「代走」という形で埋めるのだ。
歴史をたどれば京急などはこの「代走」が日常となっていた。俗に言う「TH急行」のことである。これは都営車が京急線内を長距離乗り入れ、どうやっても距離修正が解消できないので、毎日「精算列車」を走らせるということで対応をした。よって毎日代走のTHが入ったのである。快特中心のダイヤ改正の際にこの措置はなくなった。
2文字のアルファベットは代走の印、新宿線でしか今は見ることがないだろう。
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コメント
さ・さすが、コアですね~
今まで気にしたことがなかった記号ですが、ちゃんと意味があり、それを読み解くと舞台裏まで見えてしまうのね…
面白かったです!!!有難う (o^-^o)
投稿: アラ | 2006.06.06 12:29
コメントありがとうございます。マニアはこんな視点で楽しんでいるとわかってくださると嬉しいです。
実は数字にも意味が・・ 都営車は1から69までの奇数、京王は71から99までの奇数と数字の割付も決まっているんですよ。
アラさんお近くですと有楽町線がこんな感じで、メトロ車は21から99までの奇数、西武車は2から30までの偶数、東武車は1から20までの奇数です。だいぶ前に西武の乗り入れ本数が増えたときにはマニア同士で「**Mはどこまで増えるんだか?」と話していました。実際は26Mまで存在します。アルファベット、メトロはS、東武はT、西武はMです
投稿: SATO | 2006.06.07 08:47