荻原御大に会う
鉄道ピクトリアルなどに古い写真をたくさん提供してくださる荻原二郎氏のお宅へお邪魔させていただく機会を持てた。
御大は90を越える年齢だが、言語明瞭、知識豊富、なにより写真整理が秀逸で400冊近くあるアルバムのどこに何が写っているかを即座に答えてくださった。
また今もなお現役のファンで、心意気もお若いまま。お話を聞いて苦笑してしまった
「大井町線の8590の写真だけどこれは赤の時代のもんだ。これはほんのわずかの期間しか走らなかった」と(詳しくはこちら)
私たちも「レアモノ」と称して珍しい写真を撮ったら羨望のまなざしで見られるものだが、御大の年齢になってもなお「レアモノ」を追いかけ披露する姿勢を見て「俺なんか御大からみればまだまだまだまだ×10だ」と。そして少年の心を今もなおお持ちの姿を見ていっぺんでファンになってしまった。
仕事とはいえ、素敵なご老人にあえたことを神に感謝したい。そして私も御大のようにいつまでも少年の心を持ったファンであり続けたい。
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コメント
>少年の心を今もなおお持ちの姿
そういえば、昨年なくなった絵本作家の長新太さんも「子供の部分を上手に残しているのが上等な大人」とおっしゃっていたわ。
一度お会いしたかった…。
NALさんはラッキーだと思います!この出会いを大切にしてください。
投稿: アラ | 2006.05.18 21:51