鉄道好きの履歴2
今度は「集める」分野である。
集めるに関しては父親の協力が大きかった。父は霞ヶ関勤務が長く、営団の記念乗車券をよく買ってきてくれた。原体験はここにあると思う。だから最初は記念乗車券からはじめた。また当時は自動改札など夢の夢なので普通乗車券も着札回収をのがれるようにして集めた(でもよくつかまっては回収された経験も多い)連絡キップなどは大半が硬券で「集める」というよりは「返さない」という感覚のほうが多いように思える。
意図的に硬券を集めたのは「入場券」だ。これは中学にはいってからはじめた趣味だが割合多く集めたように思える。
それよりも一番興味があったのが「車内補充券」である。これや「出札補充券」「改札補充券」などの補充券を集めようと思ったのが高校生から、前述のように趣味比率が下がっていたのでこれは大変だった。
・左は水戸車掌区発行 急行券の補充券になる。右は沼津、なんと子供用のG車券。子供ながらにどうしても乗りたかった思い出がある。
今思えば出札補充券(最近は特補というらしいが)は割合簡単に取れたし、地方にいけばバスの券買所で国鉄キップを希望すれば補充券や常備券で出してくれたものだが全部着札で出してしまった。それでも少しはまだ手元に残っている。車内補充券は平成になっても残っており、このあたりになると検札の度に「わざと買う」ようなことをして集めた。しかしそれもパスネットの普及でかなわなくなってしまった。
・これは首都圏では珍しい「駅名式」の補充券。発行が駅なので車補というよりは出札補充券になるのではと考える。思えば臨時の窓口で買ったような気が。これも急行券である
記念乗車券だけは今でも買うし、記念パスネットは極力買うようにしている。しかし昔と違うのは「使ってしまう」ことである。だから一般のキップやカードとほとんど同じ用途になってしまった。
そのパスネットでさえPASMOが出て怪しくなってきた。記念乗車券に回帰していくのか、記念PASMOの乱発になるかわからないがそれでも私は買うと思う。
フリーキップなどは着札回収がない場合も多く、そういう場合はだいたい捨てずに手元に置いておく傾向がある。これは各種サービス券やスタンプシートの類でも同じだ。
どうやら私は収集癖があるようだ。
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コメント
こんばんは。久しぶりに車補を見ました。最近はこうしたきっぷを見なくなってしまいましたから、何かこうしたきっぷが新鮮に見えてしまいますね。
私の場合、物心ついたときから鉄道に興味を持つようになってたというのが正しいかもしれません。おそらくは多くの方がそうであったと思うんですけど、親が買ってくれた絵本がたまたま車両の絵が入ったもので、それが今日を決めたといっても過言ではないと思います。
すいません、個人的なことを書きすぎてしまいました。これは私のところで一度書いた方がいいかもしれませんね。
投稿: mattoh | 2006.01.09 21:40
こんばんは。さすが乗車券ネタには強いmattohさんですね。
私の趣味のきっかけはまた書きますが、キップは上に書いたようなことがあったからです。硬券に車補、スキャニングをしましたので随時出して行きます。
投稿: SATO | 2006.01.09 22:42