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2006.01.03

歴史的和解による提携とメリット

西武鉄道とミレニアム、沿線再開発で一致(読売新聞)

この兄弟の確執はもはや芸術作品とまで思うほど、双方「西武」と名乗りながらほとんど提携がないという西武鉄道グループと西武百貨店グループ(以下セゾングループ、現在はミレニアムHD)が沿線開発で一致を見せたようだ。

両者を見ればどう考えても水と油、やはり両 堤総帥 にとって「和解」、いや兄弟の確執は消えたとしても経営での折り合いは難しかったとしか思えない。
芸術畑の兄 と 堅実経営の弟 奪い取る兄とひたすら守る弟、父に反抗し、そして父を超えることを目標とした兄と父の教えを守り、父を越えないことを目標とした弟、企業体質でこれほど差が出るのも稀だ。

私は兄に共感を覚える。氏は絶えず目標を定め、そして常人にない発想で消費を文化にまで押し上げたという立役者である。氏の芸術性だからこそなしえたと思う。しかしそんな氏でも経営の細部には堤魂があったと元関係者から聞いた。やはりそこには争えない血があったようだ。

カードビジネス、三和(三菱東京UFJ)の一機関だったJCBは日本を代表するカードになったが、同じように流通系カードで日本に浸透したのは「セゾンカード」である。あのヨーカードーや三越でさえできないことをやった。それも誰よりも早く、そしてどこよりも付加価値を付けてである。

不思議なものでセゾンカードはプリンスホテルでは使えないのである。これが上記確執の結果であった。いよいよその垣根が外される。

私鉄では非接触型カード「PASMO」が出るようだが、西武鉄道は数で圧倒的優位にあるセゾンカードとPASMOを連携すればSUICAのシェアには一気に追いつける。そして全国にある西武関連施設や近江鉄道、伊豆箱根鉄道などでも使用可能にする、ポイントはセゾン「永久ポイント」に繰り込めば電車乗って西武でお歳暮が買える、もうビジネスの将来像はできており、まず失敗はないだろう。

この和解は大きい。

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コメント

百貨店は結局そごうと統合ですから、
何かが上手くいかなかったんでしょう。

鉄道の方は、早くコクドを含めたグループ再編がスッキリすればと思います。
プリンスホテル等、優良資産も多いようですしね。
今考えれば、最終日の株価は安かったです。再上場すれば大きく超えてくると思います。

投稿: dias51 | 2006.01.03 11:13

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