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2005.09.10

台風の余波 高千穂鉄道存亡へ

高千穂鉄道存続の危機(yahooニュース 西日本新聞)によれば、先の台風で鉄橋に被害が出た「高千穂鉄道」が存亡の危機に立たされているようだ。

記事によれば
五ケ瀬川のはんらんで橋脚部分だけが現状維持となり橋りょう部分は流出の模様、第一、第二五ケ瀬川鉄橋該当の箇所のようだ。

同社社長も「復旧は年単位」と長期に止まることを述べている。

台風被害と言うと大糸線や数年前の大井川鉄道で例があるが、前者はJRという広域の大手、後者はSL運転などで観光鉄道化されたもの、と復旧できた。大井川の実状はわからないが、現在の経営状況から見て相当厳しい費用投入だったことは想像できる。大井川には当面、新車(他社からの買取)は出てこないようにも思える。

第3セクター経営の鉄道も交付金が止まってからというもの廃止、ないしは廃止前提が増えている。ちほくは廃止、樽見も危ないと聞いているし、あの優等生だった三陸でさえ沿線からの助成金で乗客増を図っているほどである。

書籍で記載を見たのであるが、かつて台風で橋を流された「岳南鉄道」は記念乗車券を乱発してその費用に当てたとかいう話があったようだ。もう20年以上前の記事で現状にこの事例を出すのはあまりに無理がありすぎるだろう。

鉄道トラストとして寄付を募ることは他社で被害が出なくともやっているが、その制度をいれたちほくでさえ力尽きる、もう一般人の力の結集程度では立ち行かない現実があるようだ。

交通権という言葉を聞くが、高千穂にこの権利で保護すべき人間がどれほどいるのであろうか、また代替機関に差し替えるというのはそんなに血の通わない政策なんだろうか。部外者の私にはわからない。

ただ一時の感情で騒いで自滅した可部線の廃止区間維持とは違い、この鉄道は観光資源としては価値があるように思える。大局から見たら廃線は惜しいとも思う。しかし維持のために地元の税金が相当量投入されたり、運賃がバカ高くなったり、サポーター会費が年額10万円になったりしたときに賛成できるかはわからない。

鉄道維持の難しさを知った。

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コメント

お久しぶりです。
わたしもこのニュースにはなんとも言い難い気分になりました。

投稿: アイコ。 | 2005.09.15 08:58

ごぶさたしています。この間firehouseに行きました。それはさておき観光路線の維持は大変なんだと改めて思いました。

投稿: SATO | 2005.09.17 22:34

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