有楽町線、突然ドア開閉
地下鉄ドア「開・閉」2度誤作動
yahoo!ニュースによれば東京メトロ有楽町線の池袋―要町間で16日、走行中の下り電車のドアが一斉に開いたトラブルが起きたようだ。発生時刻は午前8時17分ごろで新木場発清瀬行き普通電車の進行方向右側のドアが一斉に開いたとのこと。
画像の出たサイトなどを見たところ7010Fが該当の車両らしい。偶然だが営団時代に撮影したものがあったので紹介する。
国土交通省航空・鉄道事故調査委員会の原因調査が17日に行われたようで、運転台の配電盤部品 の不具合で、走行中にドア開閉ができないようにする安全装置が常に作動しない状態になっていたようである。またこれを受けて国交省は東京メトロに対し、保有する7000系の安全装置の緊急点検を行うよう指示したとのこと。
私は同日夜、有楽町線に乗った、しかし事故のことは表示がしておらずNETを見て知った次第である。7000の点検を指示したようだが、同じようなタイプの6000や8000も点検をした方が良いかもしれない。
現在6000や8000は更新工事を終えるとドア窓が大きくなる改造を受けている。詳しくは鉄分の濃い日々に記載されているので参照してほしいだが、有楽町線の7000は更新工事を終えてもドア窓の大きさは変わっていない。この事故がきっかけで更新工事の順番が早まるのかもしれない。
ドアの不具合というと開かないなどは何度か聞いたことがあるが、開いてしまったというのははじめてである。お盆、そして逆方向なので人身事故にはならなかったようだが、時速50kmで走っていたそうで、私のようにドアに寄りかかってしまう人間には怖い事故だった。
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コメント
またもや不可解な事故ですが、運転室の配電盤の蓋の裏の突起があたって保安装置が解除状態になったとかで、はたしてオリジナルの仕様なのか更新車だけなのか、まったくわかりません。
TBさせていただいたんですが、東京メトロのドアエンジンですが、少なくとも営団時代は相互乗り入れ協定によって路線ごとに仕様が決められていたはずですから、7000系で起きた事故が6000系や8000系で起きるとは限らないようです。ただし現状はドアエンジンのような補助装備に関しても技術革新が急で、現状がどうなっているかはよくわかりません。この辺は詳しい方の解説を待ちたいと思います。
投稿: 走ルンです | 2005.08.18 18:12
SATOさん、こんばんは。
怖い事故ですね。
何もなくて何よりです。
今のところ、明確な原因というのはハッキリしていないようですが、所詮は機械のやることです。
人間が機械に頼ることなく上手く立ち回らなければ、どんなに安全な装置を作った所で無駄に終わることでしょう。
ここまで技術が進歩してしまい、人間の生活に機械が入り込んでしまっていては、なかなか難しいことだとは思いますが・・・。
投稿: 五穀豊穣 | 2005.08.18 18:45
コメントありがとうございました。こうなってくるとATOもおっかないシステムですよね。そういえばゆりかもめが雪で立ち往生して乗客が自主的に線路を歩くなんて光景も見ましたが自動化はどうも過度の合理化にも思えます。
7000ドアの件ですが、今までの更新はせいぜいドアの劣化を見てのドア交換だったので、劣化がなければ交換せず=前のドア残るで、ある種有楽町線は統一感のある7000でしたが、この事故がきっかけでシステムチェックを行い、不具合がでたら劣化の有無を言わさず交換ってことになってしまうのではと考えました。ただこんな戯言ヲタの我がままですね。
投稿: SATO | 2005.09.17 22:56