やはり
一場に阪神・横浜も金このニュースを見て「あたりまえじゃん」と思ったのです。
このblogでも紹介した元西武、ダイエーの球団社長 坂井氏も「表には出ていないけど裏では金が動いているんだよ」と講演ではっきり言っています。
私は金が動くことは悪いことだとは思いません。学生ならダメであるならどうして選手がFAで再契約金を取るのが良いのでしょう? 学生野球をして素質があるからプロに行くわけであってまさか学生野球は学業優先でスポーツは二の次などという時代遅れの感性を今時持っている人は少ないと思います。
だったら外交官になるために東大を目指す人間に「東大は学業をするところで学歴を取るところではない」と言えるでしょうか?
お金をもらったって優勝に貢献する、ファンの心を熱くするプレーさえ見せてくれれば良いのです。もし今、ヤンキースの松井が「俺ももらっていました。阪神と巨人からです」とか言ったらどうなるんでしょうね。イチローも「中日からたくさんもらっていたのですが指名してもらえませんでした」とか手記を書いたらどうなるんでしょうね。
かくいう私だって少額ながらもらったんですよ。就職活動時代に。当時は青田刈り禁止が明文化させる直前で順当な就職試験は10月1日からだったのです。しかし私は3年生から動きました。5月に某会社に電話したら「あさって来てくれ」と言われ面接、その日のうちに二次面接の案内が来ました。最終面接は6月で本社のある西日本へ行けと。新幹線代と旅館代をあっさり出してくれました。私は行きがけに甲子園で阪神戦を見ることに、鉄ヲタ人生は止まっていましたがしっかり阪神電車にも乗せてもらいました。領収書なんか当然求めてこない。周遊券で行ったから差額は全部小遣いです。
10月1日 運命の「協定就職解禁日」 私達事前内定者は「研修」と称してとある温泉で遊んでいました。当然全額会社持ち。まぁその半年後に地獄の研修で取り返されるわけですが。
野球はたまたまその金額が大きかったってことですよね。だから世論もそんなに騒いでいません。自分の胸に手を当てる人が多いのでしょうね。
心配なのは犠牲となった一場の将来とこれから先のドラフトです。今年は別としても来年以降はまず間違いなく清廉潔白なドラフトになるはずですから予想以上の入団拒否が出るはずです。また指名もよほど自信がない限り声はかけないでしょう。学生も制約があるくらいなら安い給料でも思いっきりできる大リーグの傘下に入団するものや、野球を趣味にして普通の会社に入るもの(かつていた慶応の志村のようなタイプ)や野球人生が終わってもそのままサラリーマンとして残れる社会人野球にいってしまうかもしれません。
プロとは何かというをもう一度考えて欲しいのです。高校野球の上手いヤツ選抜ではプロにはなれません。魅せる技術が集まったのがプロなんです。
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