湘南形
鉄道ファンなら誰でも知っている湘南形 20世紀最大の鉄道ヒット作ではないだろうか?
国鉄80系に端を発して大手私鉄はもちろん中小私鉄までそのデザインははやり、採用された。
しかし最近その姿を見ないのである。関東大手で似たようなものを採用した車両はというと
京急・・460、500、旧600
東急・・旧5000(5200)
小田急・・(無理やり)2200
京王・・2000(2700)旧1000(1900)3000
西武・・351、501、551、701(601,801)、101(301)
東武・・記憶せず
京成・・旧の1900(見たことない)
営団(東京都)・・地下鉄なのでなし
相鉄・・旧5000
今でも残っているのは西武の101と京王の3000だけである。ただ西武101はピラーで窓分割をしているので純粋な湘南形とは違う。となると京王が唯一の生き残りだ。
上表を見てもわかるように多用したのは京急、西武、京王 うち京急は独特の顔なので従姉妹のようなものか。西武は551から先は101顔でこれまた親戚のような感じだから京王が兄弟というのが最適だろう。
その3000,14Fが未だあの顔で残っているのである。これは1000系の室内LED装着のための運用離脱が原因でそれが解消すれば廃車になることと思う。3000のリニューアル車は湘南形とは幾分異なるのでやはり親戚になってしまうのだろう。
顔の変化を追ってみると京急は独自のスタイルを貫くタイプ(今だと600,2100,1000がほぼ同じ)を抜けば大体時の流行に左右されている。一時は小田急9000顔が流行ったが、今はメトロ顔が流行っているようである。(西武6000、東急3000、5000、相鉄8000,9000、京成3000)
地方に行けば幸いなことにまだまだ現役の3000ではあるが、長年住み慣れた関東から絶滅するのは時間の問題になってきた。
この東急車輛も懐かしい
追伸 井の頭線に関しての期待のblogが登場。ここです。
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コメント
湘南顔、一世を風靡しましたが、さすがに近年は減少していますね。
井の頭線は、大学の時通学に使いました。当時は、国鉄はちんたら走っていたのに比べ、井の頭線は短い駅間で目一杯走っていたのが印象的です。あと、3ドアなので、運転席直後に座席があるのもファンには魅力でした。
Primera
投稿: primera | 2004.10.03 20:21
SATOさん、はじめまして。
井の頭線・三鷹台在住のKaz-Tと申します。
私が生まれ育った地を走る井の頭線ですが、おっしゃるとおりで、3000系で原型を留めているのはこの編成のみとなりました。
ステンレス車体とレインボーカラーに彩られたマスクを得て、井の頭線で定着した湘南形の原型スタイルがまもなく見納めということで、感慨深いものがあります。
投稿: Kaz-T | 2004.10.03 21:41
>東武・・記憶せず
かつて熊谷線を走っていたDCが
湘南型でしたね。
投稿: 微風 | 2004.10.05 20:43
コメントありがとうございます。遅ればせながらレスを書かせていただきます。
primeraさん
運転室直後の席(通称鉄ちゃんシート)を持つ鉄道は減りましたね。京急が孤高を守っている感じです。そんな中更新されても京王3000は現役です。やはり鉄ちゃんシートは安らぎます。
KAZ-Tさん
勝手ながらTBをかけさせていただきました。申し訳ありません。
一時は全部この顔で趣味的妙味がなかったのですが、クーラーや台車、ドア形などでもう少し真面目に記録を取っておかなければと反省しています。1000は真面目に記録を取っています。
微風さん
はじめまして、コメントが大変遅れて本当に申し訳ありません。これに懲りずにまたご来訪お願いいたします。
熊谷線のキハが確かに該当します。同時期に加越能のDC区間でも同タイプが存在して関東鉄道に移籍したと聞きました。あの車両は熊谷で保存されていると聞きます。
投稿: SATO | 2004.10.18 21:14
井の頭線その後ですが、いよいよ1000系のLED案内装置取り付け改造があと1編成を残すのみとなってしまいました。この3764Fも終焉が近づいています。
自分のblogに記事を書き、この記事にTBを送りました。ご理解ください。
投稿: Kaz-T | 2004.10.19 22:10
Kaz-T さん
TBありがとうございます。いよいよ1編成でその終焉も間近ですか。あと何回記録できるでしょうか?
投稿: SATO | 2004.10.22 08:54