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2004.09.06

イベント臨を考察してみる

もうだいぶ前になるが、新宿の歴史博物館で鉄道の展覧会が行われた。この歴史博物館というのは過去にも鉄道モノをやっており、学芸員がお強いとも聞いている。
展示半ばに鉄道ファンなら誰でも知っている吉川文夫さんの講演があり、そこで興味深い話が聞けた。
私鉄は国鉄とは違い「お客を引っ張ってくる」必要があるので、沿線に住宅やら遊園地やらを作るなり呼ぶなりしないと開業時はなかなか成り立たなかったという話。
東急だと田園調布に多摩川園(現在廃園)や二子玉川園もそうか? 京王だと京王閣、京成なら谷津遊園、小田急は向ヶ丘遊園、西武は貨物をやっていたのでタイプは国鉄のそれに近いのだが西武園、豊島園がある。

また賭場を持つ沿線は30年代などは良かったのだろう。京急の川崎競馬&競輪、京成なら中山競馬に千葉競輪、船橋オートや船橋競馬、西武は多摩川競艇、西武園競輪 京王は東京競馬場、京王閣競輪、東急は・・ さすが東急は手を出さなかった。(出せなかったのか)

さて遊園地はTDRの一人勝ちで上記遊園地は軒並み廃園に(西武のみ残る)、賭場も公営競馬や競輪、競艇は軒並み減少、中央競馬のみ現状維持という状態。

一方昭和50年頃より出始めたのが「競技場」 西武球場が最たる例である。東京は神宮と後楽園という2大球場がいずれも都心にあり、営団もしくは国鉄が乗客をさばいてはいたが、臨時を出すもなく頻繁な運転だったのでダイヤ的妙味はない。が、西武球場は面白かった。ズラッとホームに電車を留め置き、ゲーム終了とともに一気に出す。圧巻だった。
平成になって京王沿線に「味の素スタジアム」ができた。サッカーはもちろんコンサートでも利用される。京王の場合は各駅しか止まらない飛田給に側線を作り、ここに突発を留め置き、特急、準特急を臨時停車させてさばくという作戦になる。

最近の西武はホーム留め置きこそ面白みが減ったが、反面乗り入れをいじるなど別の楽しさが出てきている。
例えば平常ダイヤであえて1本だけ所沢止まりなどを設定しておく。これは小手指に延長運転をしておいた方が得なのだが実は野球開催日には西武球場前に延長運転させるためにあえて所沢で止めておくのだ。
またこんなこともあったそうだ。小手指行きの定期ダイヤを西武球場行きに差し替えたところ、西所沢ー小手指は運休になってしまう。従って所沢発小手指行きという代打電車を出したようだ。おまけに運行番号を全く同じくして、16Mだったらしいが、その日は5分間に2本の16Mが所沢を出たそうだ。延長運転の16Mは西武球場で留め置き、運行番号を降ろす。一方代打電車は小手指到着と同時に本来の16Mとしての任務に就いたとのこと。
西武ってこういう柔軟な対応やマニアが泣くようなことをあっさりやってくれる。

きっと赤電の頃はもっと楽しかったのだろう。けち臭いという印象だけで全く触手が動かなかった自分を恥じる。

SN250511.JPG

メトロ車の準急西武球場前行き 終点到着後、留め置きなのか回送なのかはわからない

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コメント

メトロ車で休上位機があるとは知りませんでした。これもレアものですか。

同じ運行番号の複数の列車があるというのはJRでは考えられないですね。

Primera

投稿: primera | 2004.09.06 23:34

私が良く見るのは 準急だと西武車、普通は両者です。このメトロの準急球場行きは渡辺美里のコンサートがあった日に運転されました。
西武通に聞くとなかなかレアなものとの回答が来ました。

投稿: SATO | 2004.09.06 23:38

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