平成クハニ事情
まだ国鉄だった頃、荷物列車、郵便荷物車などの「非旅客車両」というものが全国に多数存在した。客車であったり、気動車であったり、そして電車でもあった。そんな事業車の中に私はどっぷりと浸かっていたのだ。
中央線だと松本方向に行く中電には「クモユニ」もしくは「クモニ」がつながっておりその種類も多く、新宿の引き上げ線(今の特急折り返し線)のところでたくさん見たものだ。残念ながら写真をあまり撮っていない。
国鉄解体のちょっと前に全廃になり、事情が許さない房総地区を除いて全車用途廃止された。一部牽引車になったもの、クモハに返り咲いたものなどもあり、それは今も生きている。
さて、今日のこと、宇都宮線の115に「教習者」が入ったとの連絡があり、赤羽に出かけてみた。11両が115なので比較的追いやすい。残念ながら該当車には出会えなかったが、新聞輸送の電車に遭遇した。
電光掲示板にはこう出る
電車の半分にカーテンをつけて荷物部分に区切る方法で、国鉄時代も気動車で専用の番台区分があったほどだ。(キハ25-400)内容的には同じ
E231、半車もしくは2/3が荷物部分
驚いたのが211、全車荷物なのである
荷物列車も専用車も消えたけど、どっこい生きているんだなと再認識、事業用車が好きな私にとって本当に懐かしく、嬉しく思える光景だった。
形式名はさしずめ
クハニE231
クニ211 しかしクニ211ってのはすごいですね。
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コメント
まだあったんですねえ。懐かしい感じがしました。最近通勤型と近郊型の区別がつきにくくなっていますが、こうした使い方はまさに昔の近郊型そのものですね。
駅の案内板にも表示が出るところが泣かせますね。
Primera
投稿: primera | 2004.08.21 20:14